2TG ツインプラグ126E② 組み付け(1)
おはようございます。
この126E・・・2TGツインプラグヘッド・エンジンは、2基の組み付け依頼を請負ました。
1基目は納品済みですが約、半年振りに2基目の126Eを組み付けます。
この2基目は当初、ヘッドと一緒に持ち込まれたマーレー製ピストンと極太のH型コンロッドで組み付ける予定でした。
そこで、ワークスブロック(アルミ製クランクキャップ)に151E用フルカウンタークランクを組み付けました。
メタル合わせ、メタルクリアランスも問題なし。
上最後の画像は、良く見ると分ると思いますが、ピストンクーラーまで装備されています。
レースの世界では、40年以上前に既に、こんな技術が在ったのに驚かされます。
クランクを組むまでは問題無かったのですが、ピストンをブロックに入れるとピストンが3mm沈む事が分りました。
私共は持ち込まれたパーツの組み付け依頼を請けただけですが、このまま組む訳には行かないので新たにピストンをオーダーする事になりました。
しかし、ピストン待ちの間に倉庫の置くに追いやられて、気が付けば半年経っていたのです。
年々、月日の過ぎる速さは加速して行きますね~
下の画像は、新たに製作した、USAアリアス製鍛造ピストン。
ボア89mm ピンハイトは、コンロッドに合わせて31.5mm。
コンロッドは、TRD製だと思いますが、極太です。
コンロッドの比較画像で分る様に一般的なHコンロッドより随分ワイドです。
コンロッドの横に置いてあるピストンは元々使う予定だった、マーレー製のM12/7レース用を改造したピストンです。
作業的には、クランクを組んでから時間が経過しているので、上記手順と同じ様に一度分解してオイルを塗り再組み付け。
そして、何時もの様にピストン径を計り、シリンダーの内径を確認。
リングの合口を合わせて、ピストンとコンロッドを合体させます。
シリンダーブロックにピストンを入れた所で昨日の作業は終了。
次回は、ヘッドの組み付け編をアップします。
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フェアレディーZ 432
おはようございます。
以前、S20エンジンO/Hの相談に来られた事が在りますが今回は、その432に乗って遊びに来られたので紹介します。
塗装したてで、キャブを交換したら随分良くなったとの事でO/Hは先送りになりそうです。
内外装共に、ほぼオリジナルの綺麗な432ですね~
私は仕事柄、改造派ですが、ノーマルはノーマルの良さが在ります。
いいですよね~
オーナーさん自らにアクセルを踏んで頂き動画も撮りました。
これが、S20のサエンジンウンドですね。
下の画像は、まず少しだけキャブ調整。
そして、珍しいのがタコ足の横に付く遮熱板。
この遮熱ばんは、オリジナルから付いているのかオプションなのか未だに不明だそうです。
ハンドルを含め内装もオリジナル。
ホイルは、432純正のマグネシューム製。
3本止めのセンターキャップもきちんと付いていますね~
最後はリアビュー
432のエンブレムが無ければ、普通のS30と違いは分りません。
回転を上げると少し白煙が出ていたので、望んでいる訳では無いですが、また何時の日かO/Hの紹介記事で登場するかも知れませんね。
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アストンマーチンDB6 エンジン搭載(3)
おはようございます。
3ヶ月振りにアストンマーチンの作業です。
正月明けに、エンジン・ミッションを車体に積もうとコンバーターにオイルを少し入れるとO/HしたばかりのATから、オイル漏れ発見。
業者に連絡して、再O/H
結局、また3ヶ月待たされました。
こう言うのって、気持ちが萎えるんですよね~
愚痴を言っても始まらないので、気持を切り替え作業に入ります。
まずは、エンジン・ミッション合体。
取り敢えず、でかくて重いので3人掛かり組み付け。
無事、積み込み完了。
下の画像は、エンジン・ミッションの固定まで終わった所です。
リア足回りの組み付けも、ほとんど完了したので、次回はエキゾーストマニホールドからマフラーまでを組み付けて行きます。
エンジン・ミッションが載ると一段落ですが、まだまだ作業は在りますね~
まだ、もう少し時間は掛かりますが、少しづつ進めて行きます。
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セリカ・リフトバック 151E搭載(17)
おはようございます。
Toms151E搭載、セリカリフトバックは一応の作業完了です。
まだ、少し原因の分らない打音が残っているので、このまま納車は出来ませんが、私共で慣らし運転を兼ねた試乗点検をしたいと思っています。
最初の画像は、ヒーター周りからブローバイホースまで組み付けた完成画像です。
下の画像は、打音の元は前側で聞こえる様に思うので、関連無さそうでしたが、唯一確認しなかったデストリビューターとジャックシャフトの当りを確認する為、分解しました。
ハスバギアの歯当りは問題なし。
念の為、違うブロックにジャックシャフトとデスを入れ、裏から当りの確認をしましたが問題なし。
これで、点検できる所は全て確認したと思います。
慣らしをして当りが出てくれば音も消えるかも知れませんが、その前に最低限の確認だけは終えたと思います。
最後は、ヒーターホースとブローバイパイプの製作。
セリカのノーマルヒーターはゴムホースですが、張り出したタコ足がホースと干渉する恐れが在るので、ブラックアルマイトされたアルミパイプを購入して車体に合わせて曲げて製作。
ブローバイは、前側は冷却ファンが在る為、抜くスペースが無いので、本来タコメーターギアが取り付くカバーからL字パイプでブローバイガスの排出が出来る様にしました。
これで、水回りブローバイ回りまで完成です。
これからは、実際に走行テストを行います。
次回は動画を交えて、走行フィーリングのインプレッションを書きます。
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パブリカバン エンジンスワップ(2)
おはようございます。
パブリカバンの作業を始めた訳では無いですが、前回ホーシングをサニトラ用に変更して仮組みで終わっていました。
最低限、転がる様にしておかなければ不便なので、ホーシングの加工をします。
パブリカバンとサニトラでは、ホーシングの幅は、ほとんど変わりませんがリーフの取り付け位置が左右5cmづつ違います。
リーフ取り付けベースを切り取り、5cmオフセットして溶接しました。
リア周りの加工は終了なので、リーフもホーシングも塗装を施し搭載。
車高も丁度良い感じになりました。
ハブボルトはフロントがトヨタでリアが日産では、不便なのでフロントを日産に交換します。
最後は、ユーザーから送られて来たレカロシート。
エンジンスワップ等の本格作業に入るまでに、他の作業の合間を見て、シートとハブボルトの交換をします。
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L型6気筒 RBL 2号機製作(1)
おはようございます。
ハコスカに搭載した、L型6気筒DOHCのRBLエンジンは試作で製作しましたが、おおよその目処が立ちました。
現在は、公認車検の申請許可待ちです。
このRBLについていは、問い合わせも数件頂いていますが、やはり皆さん性能面のパワーが気になる様です。
ハコスカに積んだRBLエンジンは動かす事を最優先に製作した為、ポンカム等、手持ちのパーツを使いフルパワーを考えた作りでは在りません。
そこで、パーツアシストの社長とも相談の上、フルパワーの400PSオーバーを目指した仕様を製作する事になりました。
今度はパーツも厳選して、ベンチでの馬力測定やサーキット走行テストまで行いたいと考えています。
私は、ブロックが壊れなければ、400PSオーバーは難しく無いと思っています。
全てのパーツが揃うまで少し時間が掛かりますが、腰下のパーツが揃ったので紹介します。
上の画像は、取り敢えずRB26シリンダーヘッドを3基用意して、フロント部分のフライス加工に出しました。
1基は、ガイドまで抜いてポート研磨をして在ります。
これには、特注312度のハイカムとビックバルブまで入れる予定です。
これだけでも、本気度が伝わると思います(笑)
上の画像は、CP製鍛造、89mm ピンハイト29mm ドーム型のハイコンプピストンです。
別注でドーム型に製作する事により、ターボ仕様の大きな燃焼室のRB26ヘッドを使い、圧縮比12.0も可能になります。
先日、L型には33mm位のピンハイトが丁度良いと思うと書きましたが、それは7500回転リミットのL型の場合です。
RBLのリミット・ターゲットは9000回転、そこでピンハイトは29mmに設定。
この、Xスタイル325.5gは、ハイコンプ鍛造ピストンとしては軽い方ですね。
下の画像は、まずH型コンロッド。
海外製品だと思いますが、購入したのは日本国内。
ショップ名は書きませんが、軽さとコストパホーマンスを考えるとアメリカに発注するより随分と割安です。
左がL14(少軽量)655g 右がH型523.5g・・・約20%の軽量。
コンロッドは、軽い方が間違い無くレスポンスが良いですからね。
芯間の長さ、137.5mm・・・L14より少し長いが、本当はもう少し長い方が理想的。
連桿比(れんかんひ)=3.31
ただ理想は、3.5程ですがブロック長には限界が在り、余り極端に低いピンハイトになるのも好ましくないので、ピンハイトとストローク、そしてコストのトータルバランスを考え合わせた結果、この数値になりました。
最後は、フルカウンタークランク・・・ストロークはLD28と同じ83mm
こちらも海外製品だと思いますが、購入したのは日本国内。
以前151E用に発注したUKファンドンやUSAのクランクメーカーに発注するより多少の割安感が在ります。
何と言っても待たなくていいですからね。
左がLD28クランク24kg 右のフルカウンタークランクが27kg
3kg増しは、重過ぎず丁度良い感じだと思います。
クランク回転モーメントを上げる為の慣性増しを考慮するなら、重いフルカウンターでなければ意味が無いですからね。
これらの鍛造ピストン、H型コンロッドは軽量で尚、強度抜群です。
また、フルカウンタークランクは、純正の様な鋳物では無く、クロモリ丸棒からの削り出しなので、強度と精度が抜群です。
400PSオーバーを目指すには最低限、必要不可欠なパーツですね。
ギアトレーンの製作に数ヶ月掛かるそうなので、その間に他のパーツを少しづつ揃えて行きます。
2号機の完成予定目標は、6月末。
また、進展が在りましたらアップします。
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510 サファリブラウン セミレス(15)
おはようございます。
510サファリブラウンは、マフラーを製作しています。
まず、O/H済みのセルモーターやダイナモまで付いたら、タコ足を黒く塗り仮組み。
センターマフラーは、ボディー腹部分から出来るだけ車高が下がらない位置に合わせます。
リア周りは、ノーマルから型を取り、50パイの曲げ材を使い溶接します。
前から順番に繋いで、リアのメンバー上まで出来上がりました。
後は、ワンオフ・ステンレス製のテールサイレンサーを待つばかりです。
最後に、フロントスポイラーが大き過ぎると言う事で、BREタイプのスポイラーも持ち込まれました。
一度フィテイングをして色を塗って欲しいとの事。
実際に走り始めてから、自分で比べて見るそうです。
今週中にはエンジンの始動確認をします。
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TE27 レーシング ドライサンプ回り、他
おはようございます。
本日は、半年近く放置している、TE27レーシングを久し振りにアップします。
半年の間、ほとんど作業しなかった上、急ぎでTE27用合わせガラスが欲しいと言われ、ガラスを外して販売したままになっていました。
ガラスは取り寄せて在りましたが、組み付ける機会も無くTE27レーシングはテントの中で荷物に埋もれて行きました。
しかし、近日中にレース関連の先輩が、このTE27レーシングと151Eを見に来られるとの連絡が在りました。
せっかく、遠方から来て頂くのに身動き取れないテントの中と言う訳には行かないので、TE27を外に出しテント内を整理しました。
そして、ガラスを入れて車両を洗浄。
TE27レーシングは、輝きを取り戻しました(笑)
エンジンも早く組めればいいのですが、他の作業に追われて中々手が付けられません。
下の画像は、久し振りに表に出したので、日光浴をさせます。
このTE27レーシングのトスコホイルは、専用ナットが必要ですが、まず入手不可です。
そこで、スピードスターナットに、1mm厚のカラーを被せてホイルナットを作りました。
これは、ワッシャーが落ちないメリットが在りましたね。
さて、車両は、テントの中に入っていますが、テント内と言えど強い雨の日はどうしても内部に入ります。
ガラスが外れていたので、そこから水が入りフロアー等は少し錆が浮いて来ています。
また補修が必要ですね。
最後は、ドライサンプ用のオイルタンクやキャッチタンクを取り付けました。
出来れば配管作業も行えればと思いましたが、やはりエンジンが載っていないと長さを合わせる事は出来ませんでした。
ただ、オイルパンとオイルクーラー、オイルタンク等の位置関係は問題無い事が分りました。
これで、エンジンが載れば配管は直ぐに出来上がります。
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510バン、KA24仕様・パーツ組み付け(7)
おはようございます。
KA24搭載、510バンはマフラー製作と下回りの塗装を行いました。
タコ足から順に、この年式なら本来必要無いですが消音効果と排ガスの数値をCPUに正確に伝える為、触媒も取り付けます。
マフラーは基本的にラルゴの物を使いますが、ホーシング上を通る様に作り直します。
下の画像は、マフラーを繋ぎながら、底周りの塗装も同時に行ないます。
ホーシングやリーフも全て塗装をしました。
510バンのテールパイプは、本来下向きに付いています。
そこで、在庫で在った物ですが、オーバルのテールパイプを後ろ向きに出しました。
大した事では無いですが、ちょっとはお洒落になりましたかね。
マフラーまで出来上がったので、エンジン始動まで、もう一息です。
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ハコスカ 4ドアセダン 3L製作(10)
おはようございます。
東京ハコスカの作業が終わったので奈良ハコスカに作業は移ります。
このハコスカ3Lエンジンは、ピストンまで組み付けが終わっていました。
次は、0.5mm面研磨済みのシリンダーヘッドの作業です。
シートカットまで終わっているので、新品バルブシールとバルブスプリングを組み付けヘッドの作業は完了です。
下の画像は、ブロックにヘッドを載せ、カムチェーンを張ります。
テンショナーは、ほとんど出ずに組めたので、バルブタイミングは2番で合わせました。
そして、ブラスト済みのフロントカバーを付け、オイルパンも組み付けます。
最後に赤の縮み塗装を施した、カムカバーを付ければコンプリートの完成です。
これで、来週には車体に積み込めます。
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セリカ・リフトバック 151E搭載(16)
おはようございます。
暫く振りに、TOMS151Eエンジンの記事です。
エンジンの打音に悩まされ、最終的に鍛造ピストンのクリアランスが広い故のサイドノック音と判断。
ブロックとピストンの交換を行い車両に搭載までは行いましたが、他の作業に追われて、中々集中出来る時間が取れませんでした。
まずは、エンジン搭載後、オイルを入れてクランキング作業を行いながら、点火タイミングを合わせます。
次に、製作して在ったサーモケースをアッパーホースに挟んで、ラジエターまで取り付けます。
そして、冷却水を入れて始動確認。
今までと同じく調子は抜群。
しかし、以前ほどの打ち付ける様な打音はしませんが、まだ何かしら僅かに打音が残っています。
オーバーラップの広いカムを使うレーシングエンジンなのでと言えば、それまでですが、やはり気になります。
打音の出所を探っていたら、水漏れ発見。
エンジンを分解したり、ヘッドを降ろしたりと3回目なので、毎回メタルガスケットを新品に交換する訳には行きません。
通常、メタルガスケットの中古は、3回位は使えるのですが、2回が限界だった様です。
流石に、もう一度液体パッキンを塗って使う気にはなれないので、新品に交換。
ついでに、タペットクリアランスを少し狭く取りました。
レーシングエンジンで、タペットクリアランスを狭く取ると本来のパワーが出ません。
逆に広過ぎると、音が出ます。
ストリートで使う場合は、この辺のバランスが難しいですね。
そして、もう一度シリンダーヘッドを載せて、エンジン始動。
水温が安定するのを待って動画を撮影。
レスポンス抜群、回転を上げれば全く問題なし。
しかし、アイドリングから少し上位で表現が難しいですが、やはり僅かに打音が残ります。
次回は、天気の良い日に実際に走らせて見ようと思っています。
初期の打音の様に、壊れるかも知れないと言う類の音では無いので、各部の当りが付けば消えるかも知れません。
また、もっと負荷を掛けたり、始動時間を長くすれば打音の元を突き止める事が出来るかも知れません。
これから、定期的にエンジンを掛けながら、もう一度各部点検をします。
納車まで、もう一息ですね。
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KHC231ローレル、500ssマッハ3販売
おはようございます。
本日は、中古車の紹介です。
まず、昭和54年式、KHC231ローレルは、角目の最終型・ワンオーナーの極上車両。
メダリストではなく、SGLですが当時は珍しかった稀少な白色で、フルオリジナルの5速マニュアルです。
走行46000km、車庫保管だったので塗装の傷みもほとんど在りません。
L20エンジンは調子が良く、クーラーも作動します。
世の中には、まだまだ稀に、こんなのが在るんですよね~
ただ、私共の店頭に並べて置いても宝の持ち腐れになる可能性が在るので、群馬のオートサークルに引き取って頂く事になりました。
興味の在る方は、そちらに問い合わせて下さい。
下の画像は、510バンやCB750と同時期にUSAから仕入れたマッハⅢ。
厳密には、1975年式のH1Fなので、マッハⅢとは言わないそうですが・・・
何時か、動く様にと考えていましたが本業が忙しくて、とても手が付けられる状況では在りません。
チャンバー付で面白そうなんですけどね~
このまま錆びの塊になるのは忍びないので現状販売する事にしました。
ヤフオクに出品しましたので、興味の在る方はオークションへの参加をお願いします。
カワサキ500ssは、ブログアップ当日の朝に販売済みになりました。
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ピストン・コンロッド、ワンオフ製作受付
おはようございます。
ピストン・コンロッドのワンオフ製作を随時受け付けています。
一昔前は、USA製鍛造ピストンは、1個5万円。
キャリロコンロッドも、1本5万円と言われていました。
しかし現在は、ピストンもコンロッドもスタンダードに近ければ、1個当り3万円を切ります。
しかも、ボアサイズ、ピンハイト、リセス等を自由に設定して、コスワースタイプからXスタイルの選択も出来ます。
ピストン・コンロッド共に、国産より精度が高く、鍛造度も上で強度抜群です。
中途半端に、国産を加工しているより、余程安く付きます。
最初の画像は、フルオーダーの3SG用ピストンで、次は、コスワースタイプとXスタイルの画像です。
CP製だけではなく、アリアス鍛造ピストンは2TG用とホンダS800用です。
国内では、2TGショートピンハイト・ロングコンロッドは売っていませんからね。
ホンダS800の鍛造ピストンも販売してないですよね。
車種を問わず、ほとんどのピストン・コンロッドが製作可能です。
難点は、発注してから早くて1ヶ月、遅ければ2ヶ月待たなければなりません。
コンロッドは、I断面からH断面も選択出来ます。
I断面は、Aロッドと言い、軽量NAエンジン向きです。
H断面は高強度で、ターボエンジン向きです。
興味の在る方は、問い合わせて下さい。
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S30 3.1Lハイパワーエンジン製作(1)
おはようございます。
久し振りに、通常のL型3.1Lのハイチューニング・エンジン製作依頼が入りました。
最近は、ごく標準的な3Lエンジンの製作依頼が多く、またRBL製作には時間を費やしていましたが、燃焼室のアルゴン溶接まで行うのは数年振りです。
ただ、一般的な町乗りなら腰下3000cc+シリンダーヘッド面研磨で十分です。
今回は、町乗り+0-400を走りたいと福島県からの依頼です。
まず、最初の画像は、E88ノーマルヘッドにビックバルブを合わせた物です。
ビックバルブは、L型最大径の46X38ではなく、45.5X46.5です。
大きくなれば、それだけ重量も増し、高回転での負担も大きくなります。
0-400オンリーなら最大径が有利でしょうが町乗りも兼用するので、このサイズを選択しました。
また、N42ではなく、E88を使う理由はキャブポートだからです。
アルゴン溶接をして、シートリングを入れ替えるのでバルブのサイズも関係なくなります。
次は、アルゴン溶接後、ビックバルブに合わせてシートリングの入れ替え。
そして、最小面研磨を行った物です。
下の画像は、燃焼室の形状をケガいて、荒削り。
そして中削りの後、仕上げまで行った物です。
バルブは、シートリングを傷めない様にリングと同じサイズで中古のバルブを入れて燃焼室の加工をします。
ちなみに、2個のリューターを使い、これだけの刃物と砥石、ペーパーを使います。
燃焼室は、これからバルブ・シートカットに出し、戻ってきたらボリューム調整をして最終仕上になります。
下の画像は、まずポート研磨です。
40パイのインマニ・ガスケットに合わせてマーキング。
荒削りから中削り、そして180番で仕上ます。
私は、例えレーシングエンジンでもポリッシュ仕上げまではしません。
昔は、ポリッシュまで仕上た事も在りましたが、ベンチテストでも効果を得られず、違いを体感もした事が無いからです。
ただ、あくまで私個人の考えで、ポリッシュを否定するするつもりは在りません。
ポリッシュまで行うと気持ちが良いのは確かで、効果が少なくとも悪くなる事も無いでしょうからね。
最後4枚の画像は、今回使用するN42ブロックとカメアリ鍛造ピストン。
このピストンは最近発売された、ピンハイト33.5mmです。
LD28クランクにL20コンロッドが使えるピストンです。
30年近く前からLD28クランクを使った3.1Lは、何十基か製作しましたが、私の感覚ではピンハイト33mm位が、一番トルクと高回転のバランスが良いと感じていました。
例えば、28~29mmのショートピンハイトにL14コンロッドは高回転は回るが、低速トルクが落ちます。
逆に35.5mmのL28コンロッドを使った場合は、トルクは出ますが上が回りません。
ただ、今まで33.5mmの鍛造ピストンが無く、プレーリー改を使いましたが、純正品は金額が高い上、リセスの掘り直し等に、また余分なコストが掛かり、非常に割高か感が在りました。
今回発売されたカメアリ鍛造ピストンはリーズナブルで今後も使えると考えています。
次にクランクシャフトは、LD28を使います。
クランクは後端部分6mmカット後、ダイナミックバランス取りをして在ります。
ノーマルLD28クランクは、0-400数本走ると折れる事が良く在ると聞きます。
クランクの破損防止に、短縮加工は効果が在るとも良く耳にします。
しかし正直、私共では本格0-400で使用した事が無いので比較するほど壊れた事が無く、クランク短縮効果を実感した事は在りません。
ただ全長、約720mmに対して6mmカットは1%にも満たないですが、クランクの寿命を少しでも延ばす意味でのコストパフォーマンスを考えると在りだと思います。
先日の大雪の影響で、車両が届くのが遅れていますが、来週くらいから組み付けを始めます。
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パブリカバン エンジンスワップ(1)
おはようございます。
KP37Vパブリカバンのエンジンスワップ作業が入庫しました。
本格的な作業に入るのは、他の作業との兼ね合いが在るので少し先になりますが、エンジンスワップと全塗装、足回りの変更までの作業を行ないます。
エンジン・ATを、スワップした快適快速仕様を製作するのに、敢えて少しマイナーなパブリカバンを選択したのが面白い所だと思います。
このパブリカバンは、私共に入庫した時点では恐ろしい程の車高短になっていましたが、全体的な車両の程度としては極上品。
板金箇所が、ほとんど無いので作業の中で一番時間の掛かる塗装が、比較的短期間で上がりそうです。
さて、車両は少し前に届いていましたが、神戸製鋼の4本足ホイルは後日に別便で送られて来ました。
足回りは、フロントディスクへの変更ついでに、PCDも110~114.3にします。
フロントは、AE86車高調ストラット。
リアは、サニトラ用のホーシングに交換します。
取り付けには加工が必要ですが、エンジンスワップに伴うパワーアップに対処する為とPCDの変更が同時に出来る利点が在ります。
ホーシング画像は、上がパブリカバン、下がサニトラです。
トレッドは、ほぼ同じですが、デフのサイズは、パブリカ5.6インチ(142)~サニトラ165になります。
パブリカバン・ノーマルのデフでは小さ過ぎますからね。
ストラットもホーシングも仮止めですが、新たなホイルを入れて撮影しました。
下の画像は、偶々見付けた走行僅か37000kmのS13シルビアの極上車両。
このSR20エンジンとATをスワップします。
スワップするエンジンに付いては、散々オーナーと相談しましたが、FR駆動のATとなると中々な当て嵌まる車種が在りません。
車格から言えば、4AGのAT等がベストなのですが、まず見付りません。
そこで、少し大きいですが、SR20を搭載する事にしたのです。
エンジンルームギリギリになるのは必至ですね。
そのS13シルビアですら、今や20数年落ちで、しかも低走行のATなんてのは超稀少ですからね。
部品取りにするのが少し惜しい気がします。
また、作業が進めばアップします。
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510バン、KA24仕様・パーツ組み付け(6)
おはようございます。
KA24搭載510バンは、天井の張替えが終わり、組み付け作業を再開します。
天井の生地は空気穴の開いた黒レザー。
フロントガラスとクォーターガラスは再度抜いて入れ直しました。
これで、内装の雰囲気が随分と良くなりました。
下の画像は、車両が戻ってからの作業です。
ダッシュパットもひび割れを直して組み付けました。
次は、燃料タンクです。
510バンのタンクにラルゴの燃料タンクユニットベースを溶接。
塗装をしてユニットを組み付けます。
そして、ボディーの下部は最終的に錆び止め処理後、黒に塗装をするので、燃料タンクは車体に仮組みをします。
タンクの取り付けが終れば、ガソリンパイプを引き直します。
510バンは、本来燃料パイプが1本しかないですが、インジェクション用の燃料ポンプを使う場合は、リターンのパイプが必要で、必ず2本の燃料パイプが要るからです。
最後は、夜間の内職作業です。
この季節まだまだ、日が暮れると底冷えするので、グリルや水切りモールをストーブの前で磨きます。
510のモール類は、材質がステンレスなので、磨けば新品の様な輝きが戻ります。
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510 サファリブラウン セミレス(14)
おはようございます。
サファリブラウン510は、エンジンが載りました。
作業的には、まず、エンジンに補記類を取り付けます。
そして、エンジン台から降ろしてリアシールを入れ、フライホイルボルトボルト穴にタップを通しておきます。
フライホイルは、軽量品を使います。
最後にスラストベアリングを新品に交換して、エンジン・ミッションを一緒に搭載しました。
下の画像は、エンジンが載ったらセルモーターを分解清掃して組み付けます。
次に、4速から5速に変更したので、ミッションのオフセット量を計測します。
次回の更新では、約5cm後ろにオフセットしたミッションマウントブラケットを製作。
そして、タコ足・マフラーの製作です。
マフラーまで出来上がればキャブや足回りを残すのみ・・・やっとで先が見えて来ました。
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L型6気筒DOHC ハコスカ搭載(4)
おはようございます。
2ドアハードトップのハコスカGTR仕様に、各部チェック後のRBLエンジン搭載が終わりました。
前回更新の作業の続きとしては、ボルト締め付けスペースが、ほとんど無いオイルパンの組み付けが終わればコンプリートまで完了。
エンジン積み込み作業をします。
イベント前に突貫作業で仕上た時は、ヒーターホースまで手が回りませんでしたが今回はヒーターも使える様に仕上ます。
片側は通常のラジエターロアホース取り出し口で、もう片方はブロックメクラから取ります。
L型では車種により、このブロックからヒーターホースを取っている車両も在ります。
下の画像・・・まずは、エンジン搭載。
そして、電動ファンを取り付けます。
夏場に、このサイズのファンでは少し厳しいかも知れませんが今の季節なら全く問題無し。
もし、ヒート気味になる様なら、もう一個追加で電動ファンを取り付けます。
次に水温センサーのユニットをアッパーホースの間に挟んで取り付け。
電動ファンと水温センサーが取り付けば、エンジン始動。
エンジンは、一度始動させているので、セル一発。
通常のL型より始動性はいいですね~
へッドのフロントカバーは、外したまま始動確認をしてオイルの流れを点検。
思ったほど、飛び散りませんでしたが、カムチェーンには十分給油していました。
最後は、車検受け用にエアクリーナーとブローバイーホースを付けた画像です。
あまり、かっこ良くは無いですが車検を通す為には最低限必要な措置です。
さて、残念ながら午後から雨足が強くなり気持良くは走れませんでしたが、エアークリーナ付きのエンジンサウンドと試乗動画を撮りました。
当初ワイパーが動かず走行は中止しようかと思いましたが配線が抜けていただけだったので雨の中少しだけ走行しました。
インプレッションとしては、エンジンサウンドはL型より軽やかに吹き上がり、やはり同じ4バルブヘッドのS20に良く似ている様に思いました。
また晴れた日に、改めて走行動画を撮影します。
)
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ハコスカ 4ドアセダン 3L製作(9)
おはようございます。
東京ハコスカ3L製作の作業が終わり納車待ちとなりました。
作業的には、初期セッテイングと試乗で気付いた、スラストベアリングからの音鳴り。
エンジン搭載時に点検した時は、問題無いと判断したのですが、やはり少し気になり交換しました。
最後は、リアガラスにSPARKのステッカーを貼り、作業完了。
今回の更新で東京ハコスカ3Lの記事は終了です。
次回が在るとすれば、レベルアップバージョンのチューニング依頼を請ける時ですかね(笑)
余談になりますが、陸送業界は先日の大雪が響いて、未だに通常業務に戻れていない様です。
このハコスカも陸送屋の引き取り待ちです。
下の画像は、次に作業を行う、奈良ハコスカ3Lです。
現在は、クランクを組み付け、ピストンを入れた所までです。
来週中にはエンジンを載せたいですね~
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Z1000Jカスタム作業(2)
おはようございます。
自動車の作業の合間に、バイクの作業も行ないます。
このZ100Jは、フロント周りにヤマハXJR400の物を移植するので、フロントホイルのインチダウンとフォークが短くなる分を考え、60mmの延長パイプを製作しました。
ステムもXJR400を使うので、ヤマハからカワサキへの変換用テーパーローラーベアリングを使います。
カウルとライトは、ローソンレプリカ・Z1000R用。
スイングアームは、GPZ用の加工品で、スタビ付きと無しを用意。
オーナーの好みで、スタビ付きを取り付けます。
下の画像は、作業手順です。
Z1000Jのステム、インナーレースを抜きますが入る道具が無いので、これが中々面倒です。
色々な道具を試し、結局は強引に叩き抜きました。
何とか抜けたら、変換テーパーローラーベアリングのレースを打ち込み、XJRのフロント周りを組んで行きます。
もう一度、全て分解して組み直しますが、取り敢えず形になるまで組み上げます。
次は、ライト回りとカウルの取り付けですが、純正パーツが無いので、この辺の加工が一番手間が掛かりそうですね。
最後の画像は、仮にですが何とか、カウルまで仮付けが終わりました。
次回は、リア周りの仮組を行ないます。
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510 サファリブラウン セミレス(13)
おはようございます。
510、サファリブラウンの外装が仕上がりました。
作業的には、ミラーをホイルと同色に塗り、グリル周りも組み付けます。
そして、テールランプは板金塗装をして、SSS用に交換しました。
これだけでも随分雰囲気が良くなったと思います。
下の画像は、ほぼ半年前に組み上がっていた、L14改1730cc
カバーは掛けて在りましたが、鉄製タコ足に錆が浮いていました。
2~3日内に、このエンジンを搭載します。
最後の画像は、元が4速なので5速に変更しますが、ミッションの整理をする為、倉庫からL型関係の5速ミッションを引っ張り出しました。
71cも含めて全部で8本の在庫・・・71Bは7本ですが、その内、L型用は3本でした。
残り、4本はRBL用とL型4気筒DOHCエンジン用に用意した、DR30用のミッションです。
このDR30用は、エンジンの傾きが逆になり、DOHCのクロスフローエンジンには必需品になります。
画像ではマーカーが間違っていますが、左がL型、右がDR30用で、傾きの違いが分ると思います。
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L型6気筒DOHC ハコスカ搭載(3)
おはようございます。
ハコスカに搭載したL型DOHCエンジンは、各部点検とオイル漏れ水漏れチェックの為、降ろしました。
ところで、エンジンの名称すが、雑誌ノスタルジックスピードの影響で、既にRBLと言う名前が一人歩きしている様なので、私共でもRBLで統一します。
今後とも宜しくお願いします。
作業的には、降ろしたエンジンは分解前に隅々までチェック。
まず、オイルラインを別体式にしましたが、L型のオイルラインをそのまま残したので、そこからオイル漏れしていました。
他に数箇所のオイル漏れや水漏れは、ほとんどが液体パッキンを塗らずに組んで起きたと考えられるレベルでした。
今回、イベントに間に合わせる為に分解を前提にして組み上げたので、通常は液体パッキンを塗る所も塗りませんでしたからね。
取り合えず、大きな問題は見当たらないので、分解して組み付け直します。
下の画像は、清掃してピストンを組み直したシリンダーブロックです。
今回はオイルラインのメクラを忘れません。
次にシリンダーヘッドを載せて、カムチェーンを組み付けます。
カムを抜いていないので、ヘッド搭載までの作業時間が短いです。
もう一つ忘れていたのが、1次側と2次側カムチェーンの変換ギア・ベアリングへの給油措置です。
ワッシャーをカットして、オイルが入り易い様に加工しました。
これで、給油も問題無いでしょう~
今週中には車両に搭載して、走行動画を撮影出来ると思います。
下のピストン画像は、RBL400ps仕様の話が持ち上がっているので準備している物です。
画像は、本来は3Dなんですがブログにアップ出来ないのが残念です。
ただ、見ての通りドーム形状の凸型ピストンは、圧縮比12.0/400psを超えるエンジンを造る予定で設計しています。
最後に、今回のRBLエンジン製作で気になった箇所の対策です。
まずは、テンショナーでの折れ角が厳しい1次側カムチェーン。
次に、フロントカバーの加工の手間が大変で、尚且つ、まだフロントカバーとチェーンはギリギリな事です。
この二点を同時に解決出来そうなのが、1次側ギアトレーン駆動です。
1枚目は、2TGのギアトレーンですが、それを参考に漫画を書き、サイズ的にRBLに入るかどうかの確認。
そして、実物の2TG用のギアトレーンで並べて見ました。
寸法的には、これで、フロントカバーに干渉する事無く収まりそうです。
実際のRBLギアトレーン仕様は、専用品を製作します。
2次側カムスプロケットも1号機のRBLより、少し大きい2TG用スプロケットで合わせて見ました。
本来、RBLの当初の設計では2TG用を使うつもりだったので、カムカバー内の空間が広いのです。
現在のRBLカム・スプロケットでは400ps仕様には少し径が小さくて、スプロケットへの負担が大き過ぎる様に思うので、この辺も改良を考案中です。
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S30 レーシングカー製作(1)
おはようございます。
委託販売、S30の当時物ワークスレーサーが入庫しました。
詳細は元オーナーも知らず不明ですが、当時物と言っても90年代に筑波で開催されていたストックカーではないかと推測します。
これを、「欲しいと言う方が居れば転売」・・・
若しくは、「欲しい人が現れなければ時間を問わないので綺麗に仕上て、ヒストリックレースに出場したい」と、新しいオーナーからの依頼です。
当分は現状のまま、ボディーカバーを被せて保管します。
そう言う訳で何も決まっていませんが、L型のままチューニングするのも、L型ツインカムで400ps仕様を製作するのも面白そうですよね~
ただ、先々に楽しみでは在ります。
まず、ワタナベ15インチ、極太の10J、12Jを入れて見ると付属のグッドリッチタイヤでは、フェンダーに乗っかり転がりもしなくなります。
そこで、転がし様にスリックに入れ替えましたが、タイヤが太過ぎて私共のタイヤチェンジャーには収まらず悪戦苦闘して交換しました。
ちなみに、レース用のスリックタイヤとは高さがこれだけ違います。
上最後の画像は、撮影用にホイルタイヤを入れて見ただけですが、やはり迫力満点。
レーシングカーしてますよね~(笑)
下の画像は各パートです。
エンジンルームから察すると、通常のL型が載っていた様です。
ボディーの錆びはそこそこ出ていますが、比較的腐りは少なくレース用ボディーとしては一級品。
面白いのは室内を見ると助手席にラジエターが付いて、ドアの外に熱を逃がす様になっています。
確かに、重量配分からも利点が在りそうですが、こんな造りは初めて見ました。
幾ら効率が良くても、旧車的には不向きなので話のネタです。
ただ、何と言っても初期型ボディーなのが非常にいいです。
44~45年の初期型は、シート後ろの小物入れが無く、クォーターに空気穴が無いのが特徴です。
ボディーの強度的には多少の難が在りますが、S30史上最軽量のボディーに、このS30レーシングカーの付加価値が在ります。
新車販売時975kgの車体は、軽量化すれば800kg台にまでなります。
ボディーの強度は補強で在る程度カバー出来ますが、元から重いボディーの軽量化には限界が在りますからね。
レーシングカーの車重軽減は最重要課題です。
足回りは、そのまま使えそうにないですが、フロントがMK63ベンチディスク、リアがディスクブレーキに改造されています。
この辺は何とか部品として使えそうですね。
取り敢えず、ウマに上げて保管します。
興味の在る方は連絡下さい。
このS30レーシングカーは販売済みになりました。
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ホンダS800白色 フル整備+車検(8)
おはようございます。
ホンダS800は、車検準備が整って2ヶ月以上経ちます。
しかし、エンジンが一度始動すると調子は良いのですが、始動性に難が在りました。
このS800のCVキャブは、チョークがきちんと機能しないとエンジンの始動性が非常に悪く修理が終わるまで車検を受けませんでした。
放置していた訳ではなく、チョークのバタフライが壊れていて部品を探していたのです。
オーナーが東北地方の為、春まで乗れないとの言葉に甘えていましたが、もう3月入り春が近付いて来ました。
部品単体では見付りそうにないので、製作する事にしました。
オリジナルは、鉄製ですが真鍮で製作します。
スロットルバルブほど精度の必要な物ではないので助かります。
下の画像は、昨日の続きです。
メタルヘッドガスケットが入荷したので早々に組み付け、作業終了。
本日、業者に引き渡します。
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サニトラ 2台同時修理
おはようございます。
何度か書きましたが、不思議な物で同じ車種が集まります。
昨年は、ほとんど無かった、ハコスカの作業が今年は既に5台入って来ました。
そして一昨日、業者からの作業依頼でヘッドガスケット抜けのサニトラを預かりました。
サニトラの入庫は久し振りでしたが、驚いた事に昨日は、また違う業者からの作業依頼でオイルパン修理が舞い込みました。
オーナー同士にも業者間にも繋がりは無く、しかも良く似たスタイルの白系・丸目でスポイラーが付いている所まで同じです(笑)
不思議でしょ~
サニトラ2台の作業は、平行して行いましたがガスケット抜けは部品待ちの為、先にオイルパン修理が終わりました。
まず、オイルパンは、ほとんど凹んでおらず見事にネジ部分だけが切れて穴が開いていました。
当初は、オイルパンの交換も考えましたが、この程度なら真鍮溶接で十分です。
作業的には、以前にも書きましたが、ミッションでエンジンを持ち上げ、エンジンメンバーのネジを外します。
メンバーが少し浮けば、オイルパンのボルトを外し、オイルパンを横に90度回転させ、ストレーナーを交わしながら抜きます。
オイルパンは真鍮溶接後、塗装をして組み付ければ作業完了です。
昼から始めて、5時頃には仕上がりました。
下の画像は、ガスケット抜けのA15搭載サニトラの作業です。
ガスケット抜けの原因はサーモスタットの不良に気付かず、冷却水が無くなるまで走行した結果です。
ノーマルガスケットで組み直すなら、昨日中に出来上がりましたが、メタルガスケットを組む為、部品待ち時間が生じました。
本日、部品が届けば今日中に作業を終える事が出来そうです。
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510 サファリブラウン セミレス(12)
おはようございます。
サファリブラウン510のセミレス作業は、随分と形になって来ました。
まずは、ちょっとした化粧直しでフェンダー内側をチッピング塗装をします。
ついでに車高調を取り付け様と加工済みのストラットを探したが見付りません。
パーツ探しに時間を費やすより新たに製作する方が早いので、ピロアッパーを取り寄せました。
ライト類も車検の事を考え、光量の少ない中古を使わず新品を使うので前周りが綺麗に見えます。
フロント回りが組めたら車らしくなって来ました。
下の画像は、追加作業になったテールライト交換です。
元のデラックスを、SSSテールに変更しますが、幅は大きく違うし取り付けピッチも違います。
作業の合間に、13インチ・ワタナベホイルをガンメタに塗ります。
一昨日には、テールの取り付け加工とホイルの塗装は終わっていましたが、昨日は生憎の雨模様。
雨の中撮影をしましたが、ワタナベホイルが入った全体的なスタイルは、こんな感じです。
510カラーとも言うべき、サファリブラウンとガンメタ・ワタナベホイルが、非常にマッチしています。
今週末か来週にはエンジンを搭載します。
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510バン、KA24仕様・パーツ組み付け(5)
おはようございます。
ここ最近は、KA24搭載510バンをメインに作業をしていますが、相変らず地味な作業が続きます。
まずは、メイン電源をエンジンルームまで引き直し、ラルゴのメーターでの作動確認の準備をします。
出来れば、ラルゴのメータに510のカバーを付けて当時風に仕上られたらと考えています。
メインの電源が取れたら、ライト等の点灯確認をします。
おおよその、配線回りの目処が立てば、間引いた配線と余分な配線を整理します。
長い配線を束ねておくとトラブルの元なので、約40本の配線を約1mほど短くします。
面倒でも、これをやっておくと配線を手繰る時も簡単なので結局は時間短縮になります。
下の画像は、ガソリンタンクの加工です。
燃料ポンプも燃料計もラルゴの物を使うのが一番トラブルが少ないと考えます。
そこで、まずラルゴのタガソリンンクからユニット取り付け部分を切り取ります。
そして、510のガソリンタンクを切り取ったユニット取り付け口に合わせて切り取り、溶接します。
ガソリンタンクが出来上がった所で、内装屋さんが510バンを引き取りに来ました。
510バンの天井なんてのが部品で手に入る事はないので新たに製作して貰います。
次回は、天井張替え作業が終わればアップします。
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フェラーリ 400i
おはようございます。
私個人的にも初めて扱う珍しい車両が入庫しました。
1979年式 フェラーリ400i。
当時、フェラーリ唯一のAT車で、エンジンはV12気筒の4390ccフロント搭載、FR駆動。
画像では分り難いですが、実際のボディーサイズは全長が5m近く在り非常に大きい。
板金修理に出し、そのまま長年放置された良く在るパターンですね。
傷みも激しいので、修理を続行するか部品取りで販売するか思案中です。
興味の在る方は連絡下さい。
下の画像は、こんな作業も偶にはします。
トヨタ、オーパの車高ダウン。
ダウンサスとOZエボリューションホイルへの変更です。
10年前の型で余りヒットしなかったモデルなので、最近はまず見掛けないですよね。
ただ、今見ると、このハイバックスタイルが結構いけてると思うのは私だけでしょうか?
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ジャパンGTE-S 3.1L製作(10)
おはようございます。
ジャパン3.1Lの作業は他の仕事の合間に行うので中々進展しませんが、ほんの少しだけ作業が進みました。
まず前回の更新時には、タコ足とステアリング・リレーロッドが干渉するので加工が必要と書いた所で終っていました。
対策として、アイドラアームとピットマンアームを上下逆に付け、ボールジョイントのテーパー部分は作り直して、これも逆に圧入して溶接します。
これで、3~4cm下がるのでタコ足は交わせそうです。
また、アイドラアームは中のブッシュが無くなっていたので、ベアリング式に作り直しました。
このベアリング式に変更する事で、ギアボックス付きのハンドルは、かなり軽くなります。
私共では、この加工を良くやりますが世間では一般的では無いんですかね?
結構、効果在りますよ~
ちなみに、アイドラアームシャフトは構造的に元々緩衝材としてブッシュになっている訳ではないので、ベアリング式に変更してもさほど耐久力は落ちません。
勿論、ノーマルの様な耐久性は無いですが、一種のチューニングだと思えば良いと思います。
下の画像は、キャブのO/Hの続きです。
1ヶ月ほど前にアップした、ソレックス44 L6用3セット、オーバーホールの残り2セットです。
まずは、ジェット類を入れ、レバー類を組んで行きます。
次は、ポンプジェットですが、ジェットの下に入るアルミワッシャと蓋のオーリングは非常に重要です。
ワッシャを入れ忘れてもオーリングが切れていても加速ポンプは、きちんと機能しません。
そして、アウターベンチュリーは基本的にドライバーで叩いたりせず素手で抜き、入れる時も素手でスムースに入る様に磨いて入れます。
インナーベンチュリーはパッキンを忘れると非常に調子が悪いので気を付けます。
この部分は、キャブの組み付け作業で一番、器用さが要求される部分ですね。
自家製O/Hした、ポンプボディーもスプリングとダイヤフラムとパッキンを同時に挟むので、無器用では中々組めないですね。
最後は、押しレバーを残して組み上がった画像です。
ニスモ、ピジェタイプのAssyは、キャブ単体でのO/H依頼品・・・昨日納品しました。
もう1セットの4型44は、上記ジャパンに取り付けます。
これで、ジャパン3.1Lエンジンに火が入るのも間近になりました。
ビックバルブに78度カム、そしてエキゾースト丸ポートの効果が楽しみです。
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ハコスカ 4ドアセダン 3L製作(8)
おはようございます。
東京ハコスカ3Lエンジンの実走セッティングを行いました。
初期セットは画像の通り、少し濃い目で始め、まずはPJから合わせます。
当初2000cc時に入っていたジェットがPJ52.5 MJ145 AJ200です。
この状態で、パイロットスクリューを合わせると締め込んでから2回転半戻しで合いました。
これは、かなり薄い設定でPJは、1回転半で合うのが理想です。
そこで、PJ62.5に変更・・・ほぼ1回転半で調整する事が出来ました。
そして、MJ180番で始めて、170番165番と何度かの実走調整・・・最終的にMJ160 AJ230になりました。
ハイカム入りL型3Lのエアークリナー仕様では、おおよそスタンダードなジェットです。
ファンネル仕様ならMJ170番 AJ240番くらいがスタンダードです。
工場に戻ってからの点検では、オイル漏れ水漏れも異常なし。
ブレーキの効き具合もいい感じでしたが走行中に、僅かにクラッチ・スラストベアリングの異音に気付きました。
一般の方なら、「チューニングカーならこんなものか」と言うレベルですが今回は、お任せチューンで請けているので気が付か無かったでは済みません。
ミッションを降ろしてスラストベアリングの交換をします。
当然、エンジンを降ろした時に、ベアリングを手で回して確認していますが、やはり手回しと実走では違います。
例え悪くなくとも、エンジンを降ろしたついでに先に交換して請求すると言う手法も在りますが、作業の手間賃と部品代のコストパホーマンスを考えると難しい所です。
生来貧乏性なので、つい使える物は中古を使いたくなりますね。
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