ソレックスキャブO/H、L型オイル穴加工





おはようございます。
まずは、ソレックス44のオーバーホール。
全て分解して、洗浄液に漬け込んで置きます。
L6用の3基の注文ですが、中古なので「ボツ品」が出る可能性が在るので、4基オーバーホールして程度の良い3基を使います。
「ボツ品」とは、シャフトが曲がっていたりバタフライが歪んで、修理するより中古を探した方が安い場合は、部品取り用のボツ品として保管する物です。
残った1基も問題なければ、スペアーとして保管します。
この赤い液体は外国製の処分品を買って使っていますが、結構汚れが落ちます。
私が手に持っているポンプボディーは左が入れて直ぐの物・・・右が1日漬け込んだ物です。
時折、歯ブラシでボディーを洗い、また漬けておきます。
2~3日漬けてから清掃を始めれば、結構綺麗になります。
インマニは、FETのブラスト済みの物が在ったので、これを使用します。
下の画像は、L型6気等のオイル穴変更作業です。
セドリック用のL28は、オイルパンが、S30等に搭載出来る後ろ壷です。
しかし、ハコスカやケンメリに搭載するには、C230ローレル用の前壷のL28が必要です。
セドリックは、330~430までL28が載っていましたが、ローレルはC230のみの為、非常に数が少ないです。
そこで、セドリック用のL28を前壷に変更するのです。
ストレーナーを延長して前壷に収める方法も在りますが、重量が嵩み折れる可能性が在りお勧め出来ません。
ハコスカは、延長ストレーナーを取り付けるのに、オイルパンも加工する必要が在ります。
決して簡単な作業では在りませんが、ストレーナーを延長したりオイルパンを加工する事を考えればリスクが少なく手間も大して変わりません。
手順としては、まず矢印の4箇所穴を開けます。
レベルゲージ9mm ストレーナー固定ネジ6.5mm ストレーナー吸い口穴15mm
穴が開けば、6.5mmの穴にM8のタップを立てます。
そして、後ろ壷用の蓋を作ります。
ここまで出来れば、次は洗浄です。
ドリル作業でのキリ粉等が残らない様、念入りに洗浄します。
洗浄後はエアーで水気を飛ばして、ルーセンを散布しておきます。
最期に、リア側のレベルゲージはアルミ棒で蓋をして、前側に抜いたレベルゲージを叩き込めばOKです。
この様な作業も依頼が在れば行います。
何時でも気楽に問い合わせて下さい。





連絡先は、Uncle.Ryo@live.jp
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